hope to see you again!
2008-06-27


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今回、心身共に強行軍だった日本滞在。成田を飛び立った飛行機の中では、夕食もそこそこに、夫婦共々、爆睡モードに突入。

泥のように眠っていたにも関わらず、急になにかに引きずられるような感覚を覚えて、ドキッと目が醒めました。

機内を見渡しても特に変わったこともなく、朦朧としたまま窓の外を見た様子が、上の画像。目前に広がる凍えそうに清らかな、なんともいえぬ青のグラデュエーションと、まばゆいばかりの一条の光。

画像では捉え切れなかった、一瞬にして覚醒するほどの強烈な光に圧倒され、逆に現実感が薄れていきそうになりながら、光のもとを辿ってみれば、それは雲海に反射する月の光なのでした。

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目線、やや上のところに、夕べから、また少し小さくなったお月さまが。
いつもより、ちょっとだけ近づけたお月さまを、そっと眺めているだけで、凝り固まったなにかが、少しずつ少しずつ、やわらかくゆるんでいくようでした。

その後は、心安らかにサンフランシスコまでぐっすり。
穏やかな気分で我が家に到着し、取るものも取り敢えず一目散に、ヒナたちの様子を確かめに。


そこには、もう主のいなくなった巣だけが残されていました。

日本に帰る日の朝、これが最後になるかも…と思いながら眺めたヒナ達の姿。

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大きくなったとはいえ、このときはまだまだ、親掛かりだった三つ子ちゃん。

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陽射しがとても強かったこの日。
巣の上では、おかーさんが大きく羽を広げて、ヒナ達に日陰を作ってあげていました。
おとーさんは、セッセとご飯を運んでいました。

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あどけなさの残るこんなヒナ達が、我々の留守にした10日ほどの間に、すっかり成長し、ここから飛び立って行ったのでしょう。卵のときから見守っていた三つ子ちゃんの巣立ちの日に、立ち会えなかったことはとても残念ですが、これからもいつまでも、彼らの無事を祈っています。

もぬけの殻となったウェスタン・スクラブ・ジェイの巣と同様に、すっかり空っぽ状態になっていたのが、ハミングバード・フィーダー。大急ぎでネクターを足した途端、まるで待ちかねていたかのように、常連さんが飛んできました。

はい、お客さん。
長らくお待たせしてごめんなさいまし。た〜んと召し上がってくださいよ。

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んなこたぁ、言われなくたって、あったりめぇ〜でぇ〜。

あぃあぃ。そーでやんしたねぇ(^^;
で、お客さん。
お食事中にナンなんだけど、例のジェイさんとこのお子さん方、いつ頃、飛び立たれたか知ってなさるかね?

うん?知らねぇ〜なぁ〜。
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おぉ〜い、そこのお喋りっ!おめぇさん、なにか知ってるかい?

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お喋りは余計だよっ(-"-;)
あちきは知らないけど、おっかぁに聞いてみりゃいいじゃないの。


あっ!おっかぁ!?!

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この子にヒナ達のことを尋ねてみたものの、答えは返ってきませんでした。


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